







Length 7’6″ Closed 27.5cm Weight 92g
Cast 〜21g
Nereusスピニングモデルの特注オーダーを組み上げました。プロトモデルより1節多い12本継で、バットパワーと仕舞寸が向上しています。
また個人的にチャレンジしたのが、VSSリールシートとアップロックの採用です。非常に良く見られる定番のグリップ構成ですが、実はVSSはこれまで自作で使ったことがなく、またアップロックも使用中に回ってしまった経験から苦手意識がありました。今回はその苦手を克服しつつデザイン的にも握り心地的にも馴染むまとめ方をしたいと考えました。
17規格のVSSなのでやや太く、部分的にスリムにしてあげること、そしてコルクとの段差を極力減らすため、一度コルクを接着してからまとめて削ることにしました。結果、フォア側が少しスリムになり、コルクとの一体感も生まれました。その後、リールシートには軽くマジョーラを吹いて仕上げています。

また塗装の過程で塗膜厚を調整し、スクリューの隙間を小さくし、また鮑にコーティングを施して滑らかな形状をつくり、そこからリアのカーボンパイプまで隙間と段差が極力小さくなるようにしています。リールシートの前後どちらもシームレスに違和感なく繋がるような握り心地をイメージしました。
エンドグリップは軽量化を図りながら、引き出しやすいベル型形状を鮑、コルク、ゴムコルクの3段でつくっています。
ガイドはいつものC-IM削り出しですが、バットガイドは強度を重視して往年のYガイドとしています。
チタンティップは先径0.7mm。今回、先人たちの知恵をお借りして変性エポキシ(サイクロンスプレー)の焼付塗装を行いました。ガイドの接着や伸縮が安定して好印象です。ありがたい!
グリップは無段階調整で、ここの機構も日々進化しています。とはいえこれはワンオフ品だからこその構造かな…。手間を無視すれば理想的な構造になったと思います。
かなり幅広い釣りに使って頂ける造りです。お楽しみ頂ければ幸いです。