超小継テレスコ

グリップ伸縮でロゴが現れる。テレスコ”だから”カッコいいを目指してます。

Nereus74LMLB-11
Length: 6’1″~7’4″ Closed length: 29cm Wt.: 84g Cast Wt.: 2~21g

先日ご紹介した超小継テレスコロッドの長尺シリーズであるProteus&Nereusのうち、Nereusのベイトモデルを試作しました。

↓Proteus&Nereusの概要はこちら

パワー帯としてはチニング、エギングにドンピシャな設定ですが、繊細なティップを活かしたメバリングや、シーバスにも対応します。ショートモードではバスのワーミングにも最適です。個人的にはこのブランクスの美味しいところを引き出す本命仕様だと考えており、バランスや感度における理論と実践として組んでみました。

スピニングのテストモデルはバランサー込77gでしたが、こちらはバランサーなしで84gとなっています。パワーとレングス、そして超小継であることを考えれば十分に軽量ですが、スピニングよりは重くなっています。グリップエンドは最小の大きさに仕上げ、逆にリールシート付近はスピニングモデルより重量のあるパーツを用いています。結果として、静止状態では違和感のないギリギリのラインで先重りさせる設定ですが、振ると非常に軽快です。エンドバランサーを用いて強制的にティップを立てるより、慣性モーメントを小さくしながら、ゼロ負荷でわずかにティップの重みを感じられる状態にする方が微小な荷重変化を敏感に感じ取れると考えています。そしてベイトらしいダイレクトな操作感も大切にした設定です。(とはいえ一般にウケがよく触った時の感動が大きいのはハイバランスな設定…。独りよがりではいけないので、色んな方に使って頂いてご意見頂こうと思います。)

またグリップ無段階可変ギミックにより、この慣性モーメントの微調整が可能です。状況と好みに応じて使用感を調整頂けるというのがテレスコならではの性能です。

150gのリールでこの位置。わざと軽い先重り感を与えています。

↓前回投稿したこちらとバランスに関する考え方は近いです。ただしより軽量化を図っています。

そしてバットを1段階仕舞った6’7″モードではほぼ完全バランスです。グリップ無段階伸縮と併せて任意のバランスをつくることができます。

スピニングモデルは先径0.7mmの急テーパーチタンソリッドを採用しましたが、ベイトモデルはキャスタビリティと重めのリグへの対応力を優先し、同じ急テーパーチタンながら先径を0.8mmに設定しました。スピニングより太めといっても、穂先はスッと入り軽量リグでも良好な荷重感度を得られます。そんなティップをすぐに張りのある#2セクションが支えるので、ボトムゲームや引き抵抗の大きいルアーでも入りすぎず、キャスト時の違和感も小さいです。もちろん全体の感度設計も行っており、振動伝達も大変良好です!

チタンだけすっと入り、そこから下は張りがあります。

↓超小継テレスコを活かしたアクションのコンセプトはこちら

デザイン面では、一度グレーEVAを使用してみたかったのでそれに合わせてモノトーン調に仕上げています。量販品ではない高密度のグレーEVAです。ただそれだけでは面白くないので、私お約束の鮑シートを貼りこみ、そこにクリアブラックのエポキシでコーティングすることで光らせ過ぎず雰囲気にマッチさせてみました。ブランクスの塗装はスピニング同様パール顔料の擦り込みで、よく見るとブルー系に光ります。

※後日、ガイドの夜間視認性と美観を高めるために、フレームをラメ入りグレーでコーティングしました。また同色でネームを入れ、よく見ないと気づかないさりげない装飾にしています。

主張し過ぎない調整
光を当てると輝くので、昼間は言われないと気づかず、夜間はよく見えるというネームです。

スピニングより可変ギミックは充実させています。グリップの無段階可変にくわえ、バットは2段階可変します。かなりバット寄りにガイドを配置しており、ラインスラックを抑えながらバットパワーも活かす設定です。ただテスト品としてギミックを研究する過程で、グリップの伸縮ギミック周りに傷が入ってしまいましたね…。おかげで本番に採用するギミックが確定したので、販売品では問題なくなります。リールシートから内側のブランクが覗けるところでチラリズムを感じます(笑)ガイドは基本的にスパイラルセッティング推奨です。

バットのピースを1つ仕舞えます。ガイドを減らせばラインの結び替えなく仕舞えますが、バットパワーを優先して一旦全ての玉口にガイドを配しています。ここは悩みどころ。仕舞う時はバットガイドの向きを変えてフックキーパーとして使います。

こちらの竿は、他の竿とともにキープキャストの初日3/8(土)に持ってまわりたいと思います!もし見かけたら遠慮なくお声がけ下さいm(_ _)m

2025.4.5 追記

YouTubeにて非常に高品質なロッドレビュー動画を配信されている「ボクらの釣竿」ひだかさんに、ベイトモデルのテスト品をお使い頂きました!ベンドカーブ、収束、携帯性、可変ギミックの価値、チタンティップの効果、そして得意不得意などを非常に詳細かつわかりやすく解説頂きました!

10 thoughts on “【テスト品】Nereus74LMLB-11プロトモデル”
  1. はじめまして。コメント失礼いたします。

    私は出張の都度仕事道具に30cm以下の中華製テレスコベイトロッドを忍ばせ北海道から沖縄までライトゲームを少し楽しむ生活をしております。
    特にベイトフィネスリールが進化する一方でなかなか私のライフスタイルに適合する竿は日本では出ないもんだな…と思っていたところ、こちらの記事を見てとても感銘を受けました。

    いつかこちらの竿を使って釣りができる日を楽しみにしながら
    ブログ記事も楽しく拝読させていただきます。

    1. ありがとうございます!もう少しだけテストをしましたら販売開始しますので、お役に立てますことを祈っておりますm(_ _)m

  2. 初めまして。
    自分のライフスタイルから色々なテレスコベイトロッドを使用しながら、このサイトを拝見させていただきました。この竿が販売される日をとても楽しみにしています。

  3. はじめまして。
    ひだかさんの動画を観てやってきました。
    このロッド、とても良いですね〜。とても欲しいです。
    楽しみにしています!

  4. 初めまして、コメント失礼致します。

    「ボクらの釣竿」ひだかさんの動画から来ました。
    大変興味深く、いつ出るのかと思い閲覧させていただきました。
    今後こちらの製品をリリースされるとなった際、自分の中ではある程度ガイドセッティングを思い浮かべているのですが、ガイドをセットしていない裸のブランクスで販売などのご対応は可能でしょうか?
    テレスコピックロッドには苦い思い出が多くあり、トラウマ克服のため色々思案中ではあります。

    今後も楽しみにしております。

    1. ご連絡ありがとうございます!
      こちらはプロトモデルという位置づけでして、ユーザー様からのフィードバックも含めた試験販売の形を取らせて頂く予定です。
      また性能を出すためにかなり微妙なバランス調整を行っているため、プロトモデルの素管販売は考えておりません。
      もしご希望の仕様があればカスタムオーダーということで対応できる可能性はあります。
      また本製品版=自設計ブランクスでは、素管販売もしたいと考えています。
      本製品版がいつになるかはお約束できませんが…。
      どうぞよろしくお願い致します。

  5. はじめまして。
    「ボクらの釣竿」から参りました。
    鞄に入れてちょっと近所の海や川や池に行けるようなテレスコピックロッドを探していたところ、こちらにたどり着きました。
    SNSをしていないので情報があまり見れずコチラでコメントさせていただきました。
    販売のご予定や価格、購入方法などについて教えていただけましたら幸いです。

    1. いこさん
      ご連絡ありがとうございます!竿自体は仕様も決まっているのですが、製作作業が他の依頼品で遅れてしまっております。
      三万円台〜スタートで、ヤフーオークションにて出品予定です。
      時期はまだ明言できませんが、夏頃から順次出荷していく予定です。
      また金額は上がってしまいますが、フルオーダーで直接製作をお請けすることも可能です。
      SNSがないとタイミングを知っていただくのが難しいかもしれませんが、ご検討下さい。

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