ワールドシャウラ 1753R-5 延長＆短縮ピース
ワールドシャウラ、いいよね。
ハイエンドパックロッドの雄といえば、ワールドシャウラツアーエディション。今でこそ高級パックロッドは数あれど、所有欲と性能を完璧に満足するものは当時これ以外にありませんでした。(あ、ディアモンがあったか)
私も試し漁りましたよ。1652R-4、2651F-4、2752R-5、1754R-5…で、この1753R-5です。
1753は名竿です。MHパワーながら7g程度のシャッドもティップで弾き出せ、ジョイクロマグナムあたりも射出できる柔軟性。7ft6inのパックロッドとは思えない軽量さ。十分な感度と飛距離。掛けてからは曲がるのでシーバスなどもバラしやすいとは感じない。オール並継構造によるバットパワーは、カバー周りを除けば出張釣行で出会える魚で獲れない魚はいないであろう。そして美しいコスメに感じるミラクルジムの御威光…。パックロッドライフの初期を支えた名竿です。
しかし当然ながら一本で全ての釣りを賄うのは不可能。ソルトでは長さが足りなかったり、バスでは取り回しが不便だったりする瞬間も。ならばそれを少しでも解決しちゃいましょう。
エクステンションバット、短縮ピース、エクステンショングリップの3点を自作しました。
エクステンションバットはMHXの怪魚向けブランクの一部を加工。並継＋印籠継により元の竿をいじることなく1ft6inの延長が可能です。負荷のかかる並継部にはLCガイドとダブルラッピングで補強。コスメにはアワビを貼ってエッチな感じに…。超赤ワーシャが出た時、なんでグリーンにしなかったんだ！って思ったんですよ。緑好きなので。なんであえてグリーン調にしました。さりげなく自作デカールでワーシャのロゴも貼り付け。このエクステンションバットを使うと1903R-6になります。
更に重量バランスの調整、キャスト時の引き手、ファイト時の脇挟みができるように延長グリップを製作。これは折れた青ワーシャのグリップを加工してます。重量を整えるため、延長グリップ内にはエポキシを充填。バランサーだと見た目が変わるし、竿尻に重心が集まるのをあまり好みません。バランサーはあくまで適材適所で、頼りすぎると操作性が悪くなると思ってます。装着はエンドキャップを外して差し込むだけ。元の竿の見た目を変えずに青ワーシャの魂を注入。これを使うと1953R-7に。ソルトゲームどんとこいの仕様です。
更に、短縮ピース。これを使うと#4を省略して#3をグリップに挿せるようになります。グリップそのままなら1603S-5になり、バスのパワーゲーム向きに。延長グリップと併用すれば1653S-6となり、ジギング向きの仕様に。延長グリップだけを使った1803R-6モードと合わせて合計6モードの運用が可能になりました。
私のパワーゲームにおける主力です。元の竿をほとんどいじらず快適運用ができるのもポイントですね。でもそのうち全部緑にしたいと思ったら思わなかったり…。